こぶたのおでかけ

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道の駅まで車を走らせた日々

   

自動車の運転を覚えたての頃のお話。道路地図で道の駅を探し、そこを目指してドライブを繰り返した。どこかに行く途中に道の駅で休憩するのではなく、道の駅に行くことそれ自体を目的にして車を運転するのだ。

どの道の駅に行っても、どれも似たような雰囲気がある。それも運転初心者にとって、なんとなく安心するものだ。

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道の駅だったわけ

観光地にでも行けばいいじゃないと思う方も多かろう。しかし、ちょっと待ってほしい。これは運転初心者だったころの話だ。

果敢に車で見知らぬ場所に分け入る度胸はまだ持っていなかったころ。今もそんなに持っているわけでもないが。観光地が車で立ち寄りやすい場所にあるとは限らない.

手前に案内表示が立っている

道の駅は、主要幹線道路沿いにある。そして、少し手前から案内表示がされていることが多い。つまりは初心者に優しい。

場所を見落としてUターンすることがない。初心者にとって、慣れない土地でのUターンは恐怖である。

車が止めやすい

ドライバーが休憩するところとして建設されたところだ。まず、駐車場ありきの設計がされているので、車が止めやすい。縦列駐車という、初心者にはハードルが高い曲芸をせずに済む。

トイレがある

休憩所なので、トイレがある。初心者の頃は車の運転は緊張する。緊張するとトイレが近くなる。トイレは必須だ。道すがらのコンビニエンスストアでもよいのだが、車が止めづらいところもあるのでこれまた初心者ドライバーには厳しい。

自販機がある

緊張すれば、のども乾く。何か飲みたくなる。こんな時には自動販売が心強い。24時間休みなく飲み物を提供してくれる。寒い冬は、缶入りコーンスープ、暑い夏はサイダーを好んで飲んだものだ。自宅で飲むジュースよりも、違った場所で飲むジュースのほうがおいしい。同じジュースなのに。

おやつがある(こともある)

道の駅には地域の土産物屋がある。営業時間は決まっているものの、地元の特産品の食べ物を販売していることが多い。ちょっとつまめるスナック菓子的なものがあるかもしれない。例えば、野菜チップスとかね。時期によっては、ミカンなどの果物が売っていることもあるだろう。おやつを食べれば、リゾート感大満喫だ。

道の駅でしてたこと

他の車が少ないときは、駐車場をぐるぐる回り、いろんな場所に車を駐車してみた。要するに車庫入れの練習だ。初心者の頃だから。

観光パンフレットをじっくり読んだりもした。道の駅には観光パンフレットが置いてあることが多い。じっくり読めばひょっとしてここから立ち寄りやすそうな所があるかもしれない。だいたいパンフレットは、家に持って帰っても結局読まないことが多い。紹介してある場所の近くで読むからこそ、読む価値がある。気が向けばちょっと足を伸ばせば良いわけだから。

付近の散策をすることもあった。道の駅によっては、展望所や公園が併設されているところがある。車から離れてうろうろ歩いてみる。車を運転してきてアクセルやブレーキペダルだけしか踏まなかっただけに、歩くと足の裏の地面の感触が心地よい。

今は、道の駅を目的地にすることはしなくなったけど、ドライブの時に寄ることは多い。きっと近隣の道の駅に通いまくって慣れ親しんでいたので、寄ると気分がホッとするからだろうね。

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